毎年、全国のＮＨＫで６本程度制作されているのですが、そのうちの１本となる松山放送局が
手がけたドラマ「くたばれ坊っちゃん」が来週６月２２日（水）ＮＨＫ ＢＳプレミアムで午後１０時から放送されます。
タウン情報まつやまＷＥＢでもご紹介
［キニナルッ］オール愛媛ロケのドラマ「“くたばれ”坊っちゃん」放送決定！
http://www.tj-matsuyama.com/?p=37419
地域ドラマということで、地元の人と一緒に作りあげる面白さもふんだんに盛り込まれた作品。
今回のドラマにもひめきゅんフルーツ缶のようなタレントさんとともに地元の方70名ほどの方も
出演されています。
この地域発ドラマが松山放送局で制作・放送されるのは３年ぶり。前回は2012年に「歩く歩く歩く」を放送して以来とのこと。
「歩く、歩く、歩く ～四国 遍路道～」
今回放送される「くたばれ坊っちゃん」はNHK松山放送局が75周年を記念し、夏目漱石没後100年に合わせて松山ゆかりの作品「坊っちゃん」を題材に制作されたもの。
主人公・矢崎純平役に勝地涼さん、謎の老人役に山崎努さん、道後商店街のマドンナ役に瀧本美織さん、主人公純平の中学時代の同級生・轟役の遠藤要さんと著名な役者の皆さんののほか、地元出演者として、俳人の夏井いつきさん、ご当地アイドル・ひめキュンフルーツ缶などが出演されています。
脚本は電車男などを手がけられた武藤将吾さん。
この春、道後温泉本館でドラマのクランクアップ発表会が行われたのですが、そちらの会見にも私も同席してきました。
今回のドラマを制作統括されたのはNHK松山放送局の西田淳さん。今回の愛媛発地域ドラマは、地元・松山の皆さんと一緒に、松山の魅力を全国へ発信していこうということで企画。
このドラマを通じて伝えたいメッセージは、「人生まだまだ捨てたもんじゃない、あきらめずに前を向いていきたい」ということ。ドラマを見た方が、「明日ももう一回がんばろう」と思っていただければなぁと、お話しされていました。
以下、クランクアップ発表会で出演者の皆さんから頂いたコメントです。
■勝地涼（主人公・矢崎純平 役）
純平というキャラに近づくために、一生懸命やらせていただいたので、無事オールアップして感無量です。台詞の中にあった、「全部捨てていけ、また立ち上がってはい上がって、それが人間だろ」という言葉を、僕も役作りに生かそうと思いまして、まだ３０歳ですけれども、今までの経験を全て捨てて、ぶつかって、芝居をしたいなという思いでやらせていただきました。
そして、山﨑さんにはお芝居をさせてもらっている中で、本当にいろんな意味で助けていただいて、感謝しています。
■山﨑努（謎の老人 役）
このドラマに出演した理由は２つあります。
１つは地域発ドラマというのに興味があったことです。と言いますのは、昔は、映画は撮影所に入らなければ作ることができなかった。演劇も大きな劇団に入らなければやることができなかった。今は個人の能力でどんどん作っていくことができる時代です。ですから、テレビも中央の制作ばかりではなくて、地域から発信していくドラマというのもどんどん作られていくべきだと思うし、そういったことで関心がありました。それが１つ。
もう１つは、非常に脚本が良かったということです。本当に、めったにない出来の脚本で、びっくりしました。
■瀧本美織（道後商店街のマドンナ・高砂ゆかり 役）
松山に来て数日、撮影で過ごさせていただきましたが、ずっとすごく暖かくて、本当に穏やかで過ごしやすかったです。
きっと松山の人たちも、穏やかな中にも一本芯が通ったところがあるんだろうと思って、自分の役にもそれを反映できたらいいなという思いで演じました。
■遠藤要（純平の中学時代の同級生・轟宗太 役）
今回、出演の話をもらって監督とお話しさせてもらったときに知ったんですが、脚本の武藤さんに、まずこの役（轟宗太役）は僕でお願いします、ということを脚本を書く前から話してくれていたみたいです。
僕は普段は悪役などが多かったりするんですが、この脚本では役作りをしていなくて、自然なまま演じることができて、その自然なまま勝地君が演じる純平ともすごくいい空気が出ていると思います。
この作品を見て「何かを伝える」とかそういうのではなく、見終わった後に不思議と笑みがこぼれているようなドラマに仕上がっていると思うので、楽しみにしていてください。
出演者の皆さんのどのお話も大変興味深くお聞きしていたのですが、ベテランの山崎さんがこのドラマに出演することを決められた経緯、とくに脚本のすばらしさを非常にほめられていたのが印象的でした。来週の放送、ぜひ私もリアルタイムで視聴したいと思います！
愛媛発地域ドラマ 「“くたばれ”坊っちゃん」 NHK松山放送局
放送日時 ２０１６年６月２２日（水）
午後１０時から１０時５９分
チャンネルはＮＨＫ ＢＳプレミアム
みなさんもぜひご覧くださいね。
最後に、これも会見で山崎さんがお話されていたことなのですが、ＮＨＫ松山放送局の制作スタッフさんが、このドラマ仕様のマニキュアを塗ってずっと撮影現場で携わられていたそうです。
ドラマの編集が終わるまでは、このまま塗ったままにしておくよなぁ、と山崎さんからお声がけもされていましたが、そちらの写真を最後にご紹介しておきますね♪
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